気をつけたい「電車ドア横」に関するトラブル (1/2ページ)

まいじつ

(C)Shutterstock
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満員の通勤電車で頻繁に起きるのが、“ドア横スペース”の争奪戦だ。電車の乗降ドアの横のスペースは、比較的動かずに立っていられる場所だが、その横に座る人にとっては迷惑この上ない場合が多々ある。

ドア横に立っている人、座席横の手すりに寄り掛かれば、遮るものがないため、それはそのままドア横に座っている人への迷惑行為になる。寄りかかればバーの内側へ体が張り出すため、立っている人の体が座っている人の顔の前に張り出したり、肩にバッグをかけていれば、そのバッグが座っている人を直撃したりすることもある。リュックを体の前で持たず背負ったままだと、寄りかからなくても張り出したり、ベルトや金具、かばんに付けているアクセサリーなどが座っている人の顔を直撃したりする。冬場はマフラーやポニーテールの先端もそういった対象になる。安易にバーに寄り掛かかってしまうと、この場所は乗客同士のトラブルを引き起こす確率が非常に高いゾーンなのだ。

トラブル解決のためには…

当然、鉄道会社もこの場所で起きうるトラブルを承知している。近年投入される新型車両では、ドア横のスペースと座席とのあいだに、バーではなくボードが設置されている車両もある。ドア横に立つ人と座っている人とをボードにより、完全に遮断してしまおうというアイデアからだが、このボードのサイズもデザインは中途半端であることも多い。

「鉄道会社や車両によって多少の違いはありますが、大体高さは普通のサイズの男性が着席した状態で、低いもので二の腕の真ん中あたり、高いものでも首くらいまでで顔は隠れません。奥行きは最も深いものでも座席の奥行きくらいで、大半は座席の奥行きよりも浅い。ボードの形も斜めに切ってあるものが大半で、東京メトロ日比谷線に投入されている13000系は角度はゆるく、多くは30~45度前後の角度になっています」(鉄道ライター)

確かにボードの形態はさまざま。私鉄とJRとでも違いが見られる。

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