ママが水中出産を選択する理由〜知っておきたいメリット・デメリット〜 (3/3ページ)
・自分が本来持っている生命力で出産したい
・楽な姿勢で自分と赤ちゃんのタイミングで産みたい
・医療処置の介入をできるだけ避けたい
・出産時の痛みを和らげるため
水中出産のメリット

・痛みが和らぐ
・37度程度のぬるいお湯に浸かることでリラックスできる
・重力の影響が減るので体が軽く感じ、姿勢を自由に変えやすい
水中出産のデメリット

・温まって血流が良くなるため出血が多くなる可能性がある
・赤ちゃんが水を吸い込んでしまうことがある
・子宮や膣の傷口に細菌感染するリスクがある
・陣痛が弱くなったり、いきみづらくなることもある
・水中で何らかの問題があった場合、一旦水から出て体を拭くなどの時間がかかり対応が遅れる可能性がある
水中出産の注意点
自宅での水中出産
1999年に、自宅の24時間風呂で夫婦だけで水中出産をし、新生児が生後8日目にレジオネラ菌感染症で死亡した例が報告され話題となりました。
24時間風呂はお湯をろ過して再利用しており、細菌が増えやすい環境だったと考えられます。
(参照:国立感染症研究所 24時間風呂での水中分娩後発症した新生児レジオネラ肺炎の一例)
水中出産をおすすめしない妊婦
妊娠経過に何らかの問題があったり、感染のリスクがある以下の場合はおすすめできません。
・逆子
・双子
・破水している
水中出産はどの病院でも行っている?
日本で水中出産ができる施設はごくわずかです。病院より助産院のほうが積極的に水中出産を取り入れている傾向があるようです。
最後に医師から一言
海外の研究では、子宮口が全開になるまでの分娩第一期に水に浸かると、無痛分娩を必要とする割合が下がったと報告されています。痛みの程度は数値で表すことができないため、このような評価方法になります。
しかし、水中出産を希望する場合は、衛生管理や温度管理が整った環境かどうかを考える必要があることも覚えておきましょう。
(監修:Doctors Me 医師)