「大相撲を10倍楽しむ豆知識」昇進基準から金銭事情まで (2/5ページ)

日刊大衆

だから、すべての部屋がありつけるわけではありません。部屋のちゃんこ場の前に、差し入れされたアラ入りの発泡スチロールの箱が置いてあると、“ここは人気のある部屋だな”と分かります。アラは人気のバロメーターなんです」

●福岡といえば「お酒」も…  ついで、福岡といえば、「♪酒は飲め~飲め~」(黒田節)というお国柄。「1991年には、対戦する力士が土俵に上がった際、酔っ払った客が土俵に闖入するというハプニングが起きたことがあるんです。控えの位置にいた旭道山(元小結)が機転を利かし、すかさず土俵に上がって酔っ払いに差し手を入れ、抱きかかえるように見事に寄り切って、事なきを得ましたけどね(笑)」(前出の長山氏)

●「力水」は九州産  ところで、勝った力士が自分の次に土俵へ上がった力士へ、柄杓ですくって差し出す清めの水を「力水」というが、実はこれ、九州産なのだという。両国国技館で流れる『どすこいFM』のキャスターで、『「大相撲」知ったら面白すぎる70の話』の著者でもある下角陽子氏が、そのわけをこう話す。「本場所で使われる力水は、福岡県にある米菓製造会社『もち吉』のもの。餅やあられの製造に使用していた福智山山系の地下水を商品化したもので、1991年から、相撲好きな社長さんが無償提供しているんです。九州場所では、『力水』のペットボトルが来場者に振る舞われます」

●九州場所では座布団が乱れ飛ばない!?  また、九州場所では座布団が乱れ飛ぶことがない。「座布団同士をマジックテープのようなものでつなぎ合わせ、飛ばないようにしています。お客さんにとって座布団投げは醍醐味ですが、後で座布団を回収するのは大変なんです。そもそも、土俵の上には神様がいますから、相撲協会としても、やめてほしいという思いがあります」(前出の琴剣氏)

 63連勝中の白鵬が連勝記録を当時、平幕だった稀勢の里に止められたのは10年の九州場所だったが、その際、ファンが座布団投げの代わりにしたのが“万歳”だったという。

■風呂場やクーラーの仰天秘話  こうした地方ならではの特徴も楽しみの1つだが、“土俵の外で一番荒れる”といわれるのが名古屋場所だ。

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