本当にあった事件の「実録“艶”シーン」大全(3)真木よう子のリアルな演技 (2/3ページ)
この情婦は、実は山口組三代目・田岡一雄組長を狙撃して惨殺された鳴海清の愛人でもあった。高橋は、その記事を見たことが映画化の着想だったと明かしている。まさしく「事実」がもたらすドラマチックな題材であったと言えよう。
さて、事件ではないが、渋谷のストリップの老舗「道頓堀劇場」の創業者だった矢野浩祐の自伝をもとにした「でべそ」(96年、マクザム)も味わい深い。矢野をモデルにした矢部浩太に片岡鶴太郎が扮し、ストリップ小屋の座長になり、奮闘する姿を描く。
ここで花形ストリッパーを演じたのが川上麻衣子(51)で、その演技は映画界の伝説になった。まず、岩風呂で鶴太郎にフェラをしてからのファックシーン。さらに圧巻は、3分以上にも及んだ「天狗オナニーショー」である。天狗のお面の隆々とした鼻を口に含み、陶然とした表情で股間にゆっくりと挿入。
顔が紅潮して、腰がガクンガクンと揺れながら、頂上を迎える。あまりのエクスタシーの表情に「本当に入れたのでは?」とささやかれたが、川上いわく「さすがにそれはない」とのこと。逆に言えば、いかに演技力が高いかの証明であろう。
続いて、70年代にグラマラスな女優として、さらに作家として注目された鈴木いづみにまつわる騒動を。鈴木はサックス奏者の阿部薫と73年に結婚したが、78年に阿部が急死。その影響もあり、体調を崩した鈴木は36歳で首つり自殺により命を絶ってしまう。
そんな鈴木と阿部の日々を実名で描いた「エンドレス・ワルツ」(稲葉真弓・著)が出版されると、鈴木の16歳の長女がプライバシー侵害と名誉棄損で民事提訴した。
さらに「エンドレス・ワルツ」(95年、松竹)は映画化され、鈴木の役を広田レオナ(54)が演じる。広田と、夫である阿部(町田康)とのセックスライフが何度も濃厚に描かれるが、目を引くのは広田のロケット乳である。正常位、対面座位、騎乗位、立位など、いずれも爆乳を揺らしながら、汗が飛び散る迫力で演じきった。
そして近年、実在の事件を次々と映画化し、奔放な濡れ場を見せてくれるのが園子温監督。