【日馬富士 暴行問題】脳震盪に頭蓋底骨折…貴ノ岩の診断内容を考察 (3/6ページ)
右中頭蓋底骨折

頭蓋骨は脳を包む骨と顔面の骨でできていますが、頭蓋底は脳を包む骨の底にあたる部分です。前から順に前・中・後頭蓋底となります。
中頭蓋底は、鼻から綿棒を入れて奥に進んでいくと突き当たる部分です。もしくは左右の耳をつないだ中心あたりと言ってもいいでしょう。
頭蓋底の骨は奥深くにありますので、今回の件は、直接殴って折れたわけではなく、体の表面に加わった力が、骨を伝わり、力が集まった部分が折れたということだと思われます。
髄液漏

脳の周囲には脳脊髄液という液体があり、髄膜という膜に覆われています。髄膜は頭蓋骨の内側にへばりついています。
豆腐のように柔らかい脳は、そのまま頭蓋骨の中にあると衝撃に弱いため、周りを水で覆っているのです。この髄膜が破れれば、脳脊髄液が漏れ出すことになります。
頭蓋底の骨が折れたことで、骨折部位に近い髄膜に力がかかり、液が漏れ出したのでしょう。漏れた髄膜は、鼻から漏れてくることがあり、血が混じった鼻水のように見えます。