【日馬富士 暴行問題】脳震盪に頭蓋底骨折…貴ノ岩の診断内容を考察 (4/6ページ)

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漏れた髄液はまた産生されますし、髄膜の傷もふさがりますが、ふさがるまでの間は細菌が脳に入りやすくなり、脳炎や髄膜炎を起こしやすいと言えるでしょう。




「全治」の考え方

考える医師


「全治」は医学用語ではない

今回「全治2週間」という言葉。これはひとまず2週間は診察や治療を受ける必要があるという意味と思われ、2週間で治りますよ、相撲の稽古ができますよという意味ではありません。



そもそも「全治」「完治」といった言葉は医学用語ではなく、少なくとも大学での医学教育や卒業後の研修医教育の中で、「この程度のケガは全治〇カ月でしょう」といったような教育は一切受けていません。



骨が一箇所折れただけなどの単純なケガの場合や、交通事故でのむち打ちなどについてはおおよその指標はありますが、今回のような頭部のケガを含む場合や、複数箇所のケガの場合は特に判断が難しいでしょう。



医師の「全治〜」の診断で罪の重さも変わる?

警察がケガ人に付き添って病院に来た場合、診察もそこそこに「先生、全治期間は?」と聞いてきます。患者さんも、初回の受診で「全治期間を書いた診断書を」と言われますし、保険会社も全治期間を大変気にします。



医師が全治何週間と言うかによって、重症かどうかが決まり、加害者の罪の重さも変わると聞いたこともあります。



しかし、そのような予想はそもそも不可能です。

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