地球サイズの惑星が新たに発見される。高まってきた生命体発見。 (2/4ページ)
平衡温度はマイナス60~20度の間だと推定されている。その為、地表は液体で水分が存在している可能性も高い。
フレアの点でもロス128は他の赤色矮星よりずっと穏やかだ。ゆえにロス128bの環境はずっと安定しているだろう。
宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる天文学上の領域「ハビタブルゾーン」であることから、地球外生命体の発見が期待される。
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image credit:youtube(European Southern Observatory)
・発見に10年以上を費やしたHARPS
こうしたデータは視線速度法によって得られたものだ。
現在、惑星を探す手法として最も一般的なのはトランジット法である。これは惑星が主星の前を通過した時の主星の光のかげりを手がかりにする方法で、ケプラー宇宙望遠鏡はこれによって2337個の外惑星を発見した。
しかしトランジット法には大きな弱点がある。惑星を発見するには、それが望遠鏡と主星の間を通過してくれなければならないのだ。
視線速度法はそのような軌道を持たない惑星を見つけるための方法だ。基本的に主星を公転する惑星の軌道は1ヶ所に固定されていない。
また惑星はごく僅かながら主星に重力を及ぼすため、それに小さな円か楕円運動を生じさせる。すなわち主星と地球との距離が微妙に変化するということだ。
すると同時に軽いスペクトルの変化も生じる。地球に近づけばかすかに青みが増し、遠ざかればかすかに赤みが増す。この現象はドップラー偏移と呼ばれるが、これを測定するのが視線速度法だ。
非常に手間のかかる作業だ。HARPSではロス128bを発見するまでに10年以上の観測を要した。