エレベーターの乗り降りのマナー 意外と忘れがちなポイントとは

エレベーターは多くの人が日常的に利用しています。しかし、その利用マナーについてはあまり意識していないという人もいらっしゃるでしょう。今回は、エレベーターの乗り降りのマナーをご紹介します。意外と忘れがちなポイントもしっかりチェックしましょう。
■意外と知らないエレベーター乗り降りのマナーとは?
マンション、駅、商業施設、オフィスビル等、多くの建物にエレベーターが設置されています。ビジネスマナーとしてはもちろんですが、日常生活でも頻繁に利用するものなので、利用マナーを身に付けておきましょう。
●エレベーター乗り降りのマナー1 ドアの前に立たない
エレベーターホールでエレベーターを待つとき、ドアの前には立たないようにしましょう。ドアが開いてすぐに乗りたいところですが「降りる人が先」です。降りる人がいるものとして、ドアの前は空けておきましょう。
●エレベーター乗り降りのマナー2 降りる人が優先
前述のとおり、エレベーターに限らず乗り物は「降りる人が先」です。降りようとしている人がいるのに、押しのけて乗り込んだりしてはいけません。
●エレベーター乗り降りのマナー3 満員のときは諦めて1台待つ
満員のエレベーターでも、途中の階で呼び出しボタンが押されていれば止まります。降りる人がおらず、乗るスペースがないようなら諦めて次を待ちましょう。ドアが閉まっている途中で上または下のボタンを押すと、開いてしまいます。次を待つ際には、見送るエレベーターのドアが完全に閉まって、動き始めたのを確認してからボタンを押しましょう。
●エレベーター乗り降りのマナー4 エレベーターに乗る順番は?
お客さんや上司といった目上の人と自分、どちらが先に乗るかについては、諸説あります。自分が先に乗る場合の手順としては以下のようになります。
1.「失礼します」と声を掛け、先に乗ります。
2.操作パネルの前に立ち、「開」ボタンを押してドアを開けます。
3.「どうぞ」と声を掛け、お客さん、上司の順に乗ってもらいます。
4.行先階ボタンを押した後「閉」ボタンを押してドアを閉めます。
自分が後から乗る場合は次のような手順になります。
1.外側の上(あるいは下)ボタンを押すか、ドアを押さえて閉まらないようにします。
2.「どうぞ」と声を掛け、お客さん、上司の順に乗ってもらいます。
3.最後に自分が乗り、操作盤の前に立ちます。
4.行先階ボタン、「閉」ボタンを押してドアを閉めます。
途中階からの利用ですでに他の人が乗っていれば、他の人が操作してくれるでしょう。利用階のボタンが押されていなければ「〇階をお願いします」と伝え、ボタンを押してもらい、お礼を言いましょう。黙ってボタンを押すのは悪い印象を与えかねませんから気を付けましょう。
●エレベーター乗り降りのマナー5 人が降りるまで「開」ボタンを押しておく
操作盤の前に立っている場合、人が降りていれば完全に降り終わるまで「開」ボタンを押してあげましょう。閉めるときに「閉」ボタンを連打する人がいますが、連打したからといって早く閉まることはありません。
●エレベーター乗り降りのマナー6 エレベーターにも上座・下座がある
お座敷や会議室、自動車等と同じように、エレベーターにも上座・下座があります。エレベーターに乗り込むときには、外からドアに向かって左奥が上座になります。下座は流動的で、操作パネルが一つだけあればその前が下座です。操作パネルが二つある場合「右上位」の法則に倣って、エレベーターの中から見て左側の操作パネルの前が下座です。下座側の操作パネルの前に立ち、操作しましょう。
●エレベーター乗り降りのマナー7 エレベーターの中では仕事の話は控える
エレベーターはいろいろな人が利用します。オフィスなどでは情報漏えい等の危険もあります。ついおしゃべりに夢中になってしまうこともありますが、エレベーターの中で仕事に関する詳細な会話は控えた方がいいでしょう。
●エレベーター乗り降りのマナー8 降りるときはお客さん優先
降りるときはお客さんが優先です。ドアを開け、「どうぞ」と声を掛けて先に降りてもらいましょう。お客さんではなく、上司や先輩といった目上の人が一緒の場合も同じです。自分は最後に降りるようにしましょう。
自分が降りるときに「閉」ボタンを押して出てくるという方法もありますが、操作を失敗すると閉まり切るのに余計な時間がかかり、乗っている人の迷惑になることがあります。後のことは気にせずに降りてしまっても構いません。
●エレベーター乗り降りのマナー9 見送りはエレベーターホールまで
お客さんの用事が済んで帰る際の見送りは、エレベーターホールまでです。雑談はエレベーターが来たら切り上げましょう。エレベーターが到着したらドアを開け、お客さんが乗ったら頭を下げてドアが閉まるまで待つのが一般的です。
他の階の利用者のことも考え、訪問側はエレベーターが到着したら速やかに乗り込み、あいさつをしたらすぐにドアを閉めるのがいいでしょう。
エレベーター乗り降りのマナーについてご紹介しましたがいかがでしたか? マンションや商業施設のエレベーターでも、意識して利用していればビジネスマナーのトレーニングになります。オフィスのエレベーターでお客さんをスマートにエスコートできれば、上司の見る目も変わってくるかもしれません。ぜひ覚えておきましょう。
(藤野晶@dcp)