NHK有働アナも発症…声が出にくくなる「急性上気道炎」とは? (5/5ページ)
日本呼吸器学会の「成人気道感染症診療の基本的考え方」
□ 高熱の持続(3日間以上)
□ 膿性の喀痰・鼻汁
□ 扁桃肥大と膿栓・白苔付着
□ 中耳炎・副鼻腔炎の合併
□ 血液検査による強い炎症反応
□ ハイリスクの患者(高齢者、免疫不全状態、悪性腫瘍、他の重篤な呼吸器疾患の合併など)
急性上気道炎の予防法
寒い外気によって少し冷えた喉の粘膜の温度がウイルスによって格好の増殖環境になります。そのことが急性上気道炎が冬に流行する1つの原因です。
普段から健康な体を保つことと、外出時にはマスクなどをしてさらなる感染の防御をし、鼻や喉、気管の保温と保湿を助けることでウイルスが増殖しにくい環境づくりを作ることが大切です。
最後に岡田先生から一言
ハードな仕事や育児や家事の両立をしなくてはいけない中、なかなか治らないかぜ症候群に対して、少しでも早く良くなるために抗生物質に頼りたくなるお気持ちは当然だと思います。
急性上気道炎(かぜ症候群)にかかってしまった時は、上述の抗菌薬の適応についての項目を思い出していただければ幸いです。
【監修:耳鼻咽喉科 岡田先生】
プロフィール)
1982年生まれ、2000年群馬県内の県立高校を卒業後、同年4月に私立大学医学部医学科に入学。2006年3月に同大学卒業後、研修医として市中病院を2年間勤務。その後、大学病院に勤務し、2010年4月、大学院に入学、頭頸部癌、感染症を主に基礎研究を行い、医学博士を取得。