よく聞く「クラウドファンディング」とはいったい何? ビジネスマンなら知っておきたい基礎知識 (2/2ページ)

フレッシャーズ

アーティストのツアー、個展、ゲームの開発など、いろいろなプロジェクトがあり、出資者を求めています。ニュースなどで取り上げられることも多く、そこで「クラウドファンディング」の仕組みを知ったという人もいらっしゃるでしょう。

「購入型」では金銭的なリターンを求めませんが、出資した金額に応じて成果物となるサービスや商品などを得ることができます。例えば、ツアーへの参加、作家のサイン入りグッズ、完成したゲームソフトなどを受け取ります。商品の場合、一般向けの販売よりも早く、商品を受け取ることもできます。

●金銭的な見返りを求めるクラウドファンディングの仕組み

出資者が金銭的な見返りを求める仕組みを「投資型」の「クラウドファンディング」と呼びます。「投資型」は「貸付型(融資型)」、「ファンド型」、「株式型」の3種類に分けられます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

・貸付型
「貸付型」では、「クラウドファンディング」の事業者が資産運用をしたい企業や個人の投資家から小口の資金を集めます。これをまとめて大口にし、資金を必要とする企業(個人)に融資を行う仕組みです。この仕組みは「ソーシャルレンディング」と呼ばれることもあります。

融資なので、調達者である企業(個人)には返済の義務があります。出資者は、返済時の利息を分配されることで金銭的リターンを得ます。

・ファンド型
第二種金融商品取引業登録をした「クラウドファンディング」の事業者が出資者を募り、特定の事業に対して投資を行います。「貸付型」のように決まった分配があるわけではないのですが、支援した企業の売上に応じた配当が得られます。

事業がうまくいけば見返りも大きくなりますが、実績として2割は元手を下回るとされており、利益を追求するための投資としてはリスクが高いといえるでしょう。

・株式型
株式を上場していない企業が、資金調達の手段として未公開株を提供するという仕組みです。投資家は調達者である企業の情報を吟味し、投資を行う代わりに未公開株を取得します。日本では未公開株の取引は禁止されていましたが、2015年に解禁されました。

「クラウドファンディング」とはなにかについてご紹介しました。クラウドファンディングは、経済的な理由で夢を諦めずにすむ仕組みであり、お金持ちでなくても少額から投資ができるビジネスの仕組みでもあります。しかし、投資目的で取り組むのであれば、しっかり勉強して自己責任で行わなければなりません。

(藤野晶@dcp)

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