生肉好きに警告!体内に寄生虫が…条虫感染症のリスクと予防対策 (2/5ページ)
有鉤条虫について
特徴
もともとアジア、アフリカ、中南米に分布しており、日本では沖縄に生息していますが、感染しているブタを輸入したり、感染した人間から直接感染した場合には沖縄以外でも感染することがあるとされています。
虫の体全体は2〜3メートルに及び、平たいヒモやきしめんのような外見です。その幼虫である嚢虫は長径8mm程度のラグビーボール状です。
感染経路
成虫は自然界の中で人間の腸内だけに生息しています。人間の肛門から虫の一部や卵が便内に出て、それをブタが食べると、幼虫である嚢虫になり筋肉に潜みます。
嚢中が含まれたブタ肉を加熱不十分なまま人間が食べると、腸内で成虫になるほか、嚢虫が皮膚、筋肉、脳、眼球などに移動して様々な症状を引き起こすことがあります。
症状
皮膚に寄生すると、小指ぐらいのこぶのような固まりを作ります。脳に寄生すると痙攣や意識障害を起こすこともあります。
予防対策
ブタに人間の便を肥料として与えないことが重要で、日本国内産のブタは問題ありませんが、海外でブタ肉を食べる際は十分加熱されているかどうか注意が必要です。
流行地では上下水処理が不十分な可能性もあり、湧き水や生水は飲まないようにします。アナルセックス(肛門を舐めるなど)で感染することもありえます。