生肉好きに警告!体内に寄生虫が…条虫感染症のリスクと予防対策 (5/5ページ)
条虫感染症の診断方法

何らかの腹部症状(お腹の張り、下痢、腹痛)や体重減少があり、食品を生で食べたという場合に疑うことになります。
便を調べ、虫の体や卵を探します。虫は大腸より小腸に多く、内視鏡が届かないため、大腸カメラでも虫を直接見ることは難しく、小腸内視鏡など特殊な検査が必要になる場合もあります。
また寄生虫疾患は数が少なく、医師でも実際の患者さんを診たことがある人は少ないため、診断に苦労する場合も多いと思われます。
腹痛などで病院を受診する際は、生ものを食べたり衛生状態の悪い地域で海外旅行をしたりしたかを申告するようにしましょう。
最後に医師から一言
条虫にはこの他に単包条虫・多包条虫(いわゆるエキノコックス)と呼ばれるものもあります。北海道のキツネにいることで有名な寄生虫です。
条虫感染症の予防対策として、食品は十分加熱して食べ、上下水道が整備されていない地域では井戸水や生水を飲まないようにし、肛門や性器付近を舐める行為にはリスクがあることを知っておく必要があります。
(監修:Doctors Me 医師)