「007 スカイフォール」のロケ地、ロンドンのナショナル・ギャラリーで世界の名画を堪能 (2/4ページ)

GOTRIP!

・「ヴァージナルの前に立つ若い女(A Young Woman Standing at a Virginal)」ヨハネス・フェルメール作(展示室16)

展示室も作品自体も小さく、見過ごしてしまう人も多いのですが、絶対に素通り禁止です。フェルメールが生涯で描いた50点ほどの作品のうち、現存するのはわずか30数点。そのうちの1点が見られる数少ないチャンスです。

意外なほどの小品ですが、もの言いたげな女性の表情がどこかミステリアスで、引き込まれるような存在感があります。どこから見ても、どうも絵のなかの女性と目が合っているような気がするのです。

「光の魔術師」と呼ばれ、光線とそれが作り出す陰影を巧みに操った室内画を得意としたフェルメールの技量がここでも発揮されています。

・「戦艦テメレール号(The Fighting Temeraire)」ウィリアム・ターナー作(展示室34)

ナショナル・ギャラリーのスタッフが「イギリス絵画の最高傑作」と胸を張るのがこの作品。イギリスきっての風景画家であり、ロマン主義の巨匠ウィリアム・ターナーは、崇高かつ壮大な風景を求めて国内外を旅行しました。

この作品は、彼がトラファルガーの海戦で活躍した戦艦テメレール号が解体のために錨泊地に向かう様子を目撃し、その風景に心打たれて描いたもの。夕陽を浴びたテメレール号が醸し出すなんともいえない哀愁と、淡く美しい色使いが見るものの心に迫る傑作です。

輝かしい功績を遺した戦艦の幕引きは、この作品の制作前年にロイヤル・アカデミーの教授職を辞したターナー自身の栄光の日々の終焉と重なるともいわれています。

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