テレビ朝日・玉川徹が米国誌フェイクニュース批判も「オマエが言うな」の大合唱

デイリーニュースオンライン

Photo by Photo AC(写真はイメージです)
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 24日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)がアメリカの有名メディアNewsWeek(IBT Media社)の「日本人の大多数は北朝鮮との戦争を望んでる」との記事を「フェイクニュースだ」と批判的に報じて、ネット上で話題になっている。

 問題になったのはアメリカ版(※同誌は現在ネットのみ)の「JAPAN WANTS WAR WITH NORTH KOREA’S KIM JONG UN, NOT DIALOGUE, NEW POLL SHOWS」(11月18日)なる記事。つまり「最新の調査によれば、日本は北朝鮮の金正恩と対話ではなく、戦争を望んでいる」という意味になる。

 北朝鮮への憤懣やるかたない苛立ちはあっても、日本は唯一の被爆敗戦国である。戦争を支持するなどという調査結果はありえまい。

「どうやら執筆者のクリスティーナ・シルバは、11月の時事通信の『圧力重視を支持する人は53.9%』という記事をジャパンタイムスが”pressure(圧力)”と訳したのを見て、より過激にキャッチーにしようと意図的に”戦争”と誤訳したようです。NewsWeekとしてはドナルド・トランプ大統領(71)と親しい安倍晋三首相(63)という図式から、日本を好戦的なイメージを安易に結びつけたかったのでしょう」(週刊誌記者)

 同サイトでは、安倍首相やミサイルの写真を扇動的に使い、あおり動画まで付けているのだから呆れてしまう。さらに日本が米国製のミサイル防衛システムを購入し、防衛費が安倍首相の就任以来、増え続けているなどと指摘している。いやいや、それもこれも交戦権を認めない日本が、いかに戦争を避けるかを考えぬいた末の次善策である。戦後70年、一度も戦争をしなかった日本を、何度も戦争する米国を止められなかったメディアが揶揄するのは如何なものか。トランプならずとも、米国メディアの報道をフェイクニュースだと批判したくなる有様である。

■慰安婦問題を肯定した直後にフェイク批判をする玉川徹

 だが、このニュースを放送した同番組に対し、SNS上では意外な方向からツッコミが入りまくっている。

「テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹(54)はNewsWeekのフェイクニュースを批判していたんですが、ネット上では『オマエが言うな』『手の平返しすぎ』『えっ、どのツラ下げて?』とツッコミが多数あがっています。というのも、その前に扱っていたのが『サンフランシスコ市が慰安婦像を受け入れた』というニュースで、玉川は韓国のいう従軍慰安婦問題が当然の事実であるという前提で『加害者が”謝ったじゃないか”と言っても、被害者が”謝ったということになりません”と言う限りは謝るしかない』などと語っていたんです」(前出・記者)

 朝日新聞が作り上げた「従軍慰安婦」という戦後最大のフェイクニュースには見向きもせず、米国メディアには口泡をとばして文句を言う。監視しなければならないのは海外メディアのフェイクニュースではなく、国内の左派メディアの方かもしれない。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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