【○○な男#04】「今、いちばん一途な男」志尊淳ロングインタビュー (3/3ページ)
最初は弦の押さえ方やギターの触り方などの所作を教えてもらって、次にメジャーコードだけで弾ける曲に挑戦しました。実際に演奏シーンで使う曲をいただいてからは、その曲をひたすら練習していましたね。
――物語のクライマックスとなるライブシーンは圧巻でした! そこで披露した『Close to me』はどんな思いを込めて演奏されたのですか?
曲を聴いて、歌詞を読んで「(ユズだったら)どんな気持ちで演奏するんだろう」ということを考えました。あとは、全員でひとつの音を奏でるので、みんなでグルーブ感を出せるよう意識したり、ニノと目線でコミュニケーションをとったりすることも大切にしましたね。最後は「みんなで楽しもう!」って思いを込めて演奏しました。
――ユズはニノの声に惚れ込んでいますが、実際に中条あやみさんの歌声を聞いたときはどうでした?
線が細いのにすごくパワフルな歌声だったので、はっと驚かされましたね。きっと裏ではプレッシャーもあって大変だったと思うんです。だけど、それを見せずにがんばっていて。だから僕らも「支えなきゃ」っていう気持ちになりました。
――音楽を通じて一体感が生まれたんですね。では最後に、作品の見どころを教えてください。
この作品で描かれた「抱えている気持ちをどうするか」という葛藤って、いくつになってもそんなに変わらないと思うんです。ずっと抱えている想いに対して自分で決断を下すのって、人間がぐっと成長する瞬間のひとつですよね。だから、そこを見届けてほしい。セリフが少ない分、ユズの場合はその裏に込められたメッセージ性があるんです。そんなところにも注目して観ていただきたいですね。
志尊淳の素顔は「今、いちばん一途な男」ひとつひとつ、ていねいに言葉を選んで話してくれた志尊さん。「やるからにはとことんやろう」と思ってはじめた役者の仕事を、毎回「これが最後」と思いながら全力で取り組む姿は、自身が演じたピュアでまっすぐなユズの姿とも重なる部分が。そんな志尊さんは「今、いちばん一途な男」と言えるのではないでしょうか。
志尊淳(しそんじゅん)プロフィール1995年3月5日生まれ。東京都出身。2011年、俳優デビューし、2014年には『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で主演・ライト/トッキュウ1号役を務める。主な出演作は、ドラマ『きみはペット』(フジテレビ系)『植木等とのぼせもん』(NHK)、映画『帝一の国』『サバイバルファミリー』など。2017年、『春のめざめ』で舞台初主演を果たす。11月25日に『覆面系ノイズ』が公開。また、12月1日には『探偵はBARにいる3』が公開され、2018年1月5日からはNHK初主演となるドラマ10『女子的生活』がスタートする。
(取材・文:落合由希、撮影:中川有紀子、編集:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部)