転職しても独立しても活躍できる人 その最大の特徴とは (3/3ページ)
「手段」が「目的」にすり替わると、物事はうまくいきません。これもチーム作りの原理原則です。今回の本ではリーダーが理解しておくべき原理原則をまとめています。
――今井さんが「原理原則」にこだわる理由はどんなところにあるのでしょうか。今井:これは仕事に限ったことではないと思いますが、原理原則を理解することが高いクオリティを維持することと、仕事に再現性を持たせることにつながるからです。
原理原則とは既に今ここにあるものであり、目に見えにくいものです。この原理原則が理解できるようになると、良い場でも悪い場でもその場がなぜ起こっているのか、理解できるようになり、意識的に良い場を再現できる力が高まり、「良い場」が出来上がります。
対照的なのが、ルールやマニュアルといった細則で、これに縛られると人が活きないんです。製造業などは別として、対人業務ではマニュアルというのはあくまで迷った時に立ち返るものですので。
こういうものでスタッフを縛る会社ほど、何かあって上司に対応を尋ねると「おまえ自分で考えろよ」って言われたりする。でも、普段マニュアルでガチガチなんだから、そこからはみ出す出来事があったらフリーズしてしまうのは当たり前でしょう。
臨機応変に対応させようと思ったらマニュアルでは限界があって、もっと普遍的なものが必要になります。それがこの本で書いているような原理原則なんです。
それに、ルールもマニュアルもその職場だけのものです。どの職場でも、どんな環境でも高いパフォーマンスを見せられる、仕事の再現性が高い人というのは、ルールやマニュアルではなくもっと根本の原理原則を理解しているといえます。
(後編につづく)