転職しても独立しても活躍できる人 その最大の特徴とは (2/3ページ)
何でも言い合える雰囲気ができていれば、本来引っ込み思案な人でも、その雰囲気に流されて意見を言いやすいですし、逆にピリピリした雰囲気だと思っていることがあっても言えなかったりしますしね。
「場」の持つ力については、ディズニーランドを思い出していただけるとわかりやすいと思います。入園した瞬間からキャストがものすごくフレンドリーに迎えてくれて、挨拶ひとつとっても、外ではありえないくらいに明るくて、ものすごくいい笑顔でしてくれる。それにお客さんはまず圧倒されるんです。
キャストとお客さんは友達でもなんでもないんですけど、それこそ園内のキャストは皆昔からの友達みたいな感じで接してくるから、そのテンション(=場の力)に引き込まれてしまうんですね。そうなると、普段は絶対出さないような感嘆の声が園内では自然に出たりする。雰囲気に飲み込まれるというか、場の力に乗せられてしまうんです。
――ディズニーランドやUSJではそういった「場」づくりを意図的に行っているように見えます。そこでお聞きしたいのは、場の雰囲気というのは何でできているのかということです。今井:それはもうコミュニケーションです。日頃からいい言葉を使っていたらいい場ができるし、ネガティブな言葉ばかり使っていたらネガティブな場ができてしまう。
おもしろいのが、そういう場の雰囲気って「記憶」されるんですよ。つまり、一度雰囲気(=空気感)ができてしまえば、その雰囲気を作った張本人がいなくなっても余韻として残るんです。「人はルールに影響されるのではなくて、場に影響される」というのは、そういう意味もあります。
――なるほど。今井:ただ、コミュニケーションといっても話をすればいいだけではありません。表情も仕草も、もっといえば自分自身との会話も全て含めてコミュニケーションなんです。最後の「自分自身との会話」は「思考」と呼ばれますが、それだって立派なコミュニケーションです。
大事なのは、コミュニケーションは「良い場」を創る為の「手段」だということです。これを忘れて、コミュニケーションがただただ自動反応的な何の目的も持たない「手段」になってしまっている人は意外と多い。