平成の怪物・松坂大輔の「生涯野球小僧」宣言に漂う現役続行の「難」

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平成の怪物・松坂大輔の「生涯野球小僧」宣言に漂う現役続行の「難」

 3年12億という巨額契約。しかし、登板1試合。1イニング5失点という内容で戦力外通告を受け、ソフトバンクホークスを退団した「平成の怪物」松坂大輔の独占インタビューが「『生涯野球小僧』宣言!」と題され12月1日発売の「FRIDAY」に掲載された。

「内容は、戦力外通告の経緯、報道されていたチームメイトとの関係、ケガの状況やバッシングについてなど、率直で赤裸々なものでした。タイトルにもなっている『生涯野球小僧』というのは、誌面に大きく掲載されているサインボールに書かれている『いまの心境を』とのお題によるものです」(スポーツライター)

 インタビューでは、「できれば日本で、しかし野球ができるならどこでもいい」と、戦力外報道時と変わらず、現役を続ける意向が伺えるが…。

「それは難しいのではないでしょうか。ソフトバンクでも、入団当初はグッズが結構売れたそうですが、あくまで戦力としてではなく、広告塔としての価値を他球団が買ってくれるか…ということになる。図らずも『小僧』という文字が示していますが、高校で伝説的な成績を残した松坂は、破格の条件で西武ライオンズに入団し、交通違反をしても当時の黒岩広報が身代わり出頭したように、過保護すぎる扱いを受けていたわけです。メジャーに渡っても、アメリカのマウンドや練習法に合わせることができず、別メニュー調整を強行してチームメイトとミゾを作り、ついにはフォームを崩し、ヒジを痛めた。メジャーから『戦力外通告』を受けて、日本球界に復帰したら、あの破格の契約。この体たらくは、ある意味で松坂が『大人になれなかった』からとも言える。ケガは乗り越えて『投げられるようになった』とインタビューで答えていますが、彼が最も改善すべき『子供』な部分が変わっていないことが、証明されてしまっている」(前出・スポーツライター)

 プロ野球か、国内、あるいは海外の独立リーグ…はたして、彼にチャンスの手を差し伸べる球団はあるだろうか?

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