不朽の名作映画1982年公開「E.T.」の酷すぎるパチもん (1/2ページ)

まいじつ

不朽の名作映画1982年公開「E.T.」の酷すぎるパチもん

今から35年前の1982年12月4日、日本でアメリカのSF映画『E.T.』が公開されました。言わずと知れたスティーヴン・スピルバーグ監督の代表作です。日本では『もののけ姫』に抜かれるまで、15年間も配給収入の歴代1位を保持したほどの大ヒットを記録しました。

1982年の日本といえば、空前絶後のバブル景気に突入していく前段階。かなりはしゃいだ雰囲気が濃厚で、とにかく面白いものを求めて、みんなが浮き足立っていた時代です。

そんな気分の日本で、夏ごろから「奇妙な姿の宇宙人が登場するスピルバーグ監督の新作映画がアメリカで超大ヒットしている」という情報が流れ始めました。今のようなインターネットがなかった当時は、情報が配給会社によって完全にコントロールされていたため、日本で公開されるまで半年間にわたって、日本の映画ファンには宇宙人がどんな姿なのか分からなかったんですね。

同時代にはやった『なめ猫』や『エリマキトカゲ』などと同様、人々は宇宙人の姿を見たいという好奇心も手伝って劇場に押し掛けました。

言いようによってはE.T.は“見世物”映画として好奇心をあおり、劇場に来た観客にストーリーで感動させる手法で新記録を樹立するほどの大ヒットとなったのだ、と思います。

当然、このブームにあやかろうと正規品、無版権問わず、あまたのE.T.グッズが出回りました。しかし、情報規制されていたこともあり、急場しのぎで作られた無版権ものにはかなりムチャなものもありました。

これは『宇宙人ステッカー』とボカしていますが、どうみてもE.T.。パチものとしてはマシな方で、絵の技量が高く、買った子供も満足のいく商品です。ただし、「みているほど可愛くなる」というキャッチには賛同しかねますが。

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