これって洗脳? 診断テストで気をつけたいポイント 【企業サイドから見る「自己分析」3】 (2/3ページ)
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安藤恒久
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企業サイドから見る「自己分析」
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自己分析
今の自分の一部を表しているかもしれませんが、本質や確信を突いているとは限らないのです。適性診断テストの限界は、あくまで母数やデータベースがあって、そこからはじき出される「傾向値」であるということ。ここを十分に意識してほしいと思います。
日本中の大学で同じ適性診断テストを行い、どこかの大学で、たまたま奇跡的に、全て自分と同じ箇所に○をした学生がいたらどうでしょうか? その人の結果も自分と全く同じものが返ってきているはず。でも、じゃあその人と性格も本質も同じか? というとそれはちょっと考えにくいですよね。クローン人間じゃありませんから、生まれも育ちも家庭環境も違えば、当然ながら育まれる価値観も違うはず。これで、2人のキャラがそっくりになることはちょっとあり得ない。
これは何故かというと、適性診断テストの限界を語る決定的な要因になるのですが、この適性診断テストの結果に書いてある文言には「自分の過去に由来してくるもの」が反映されないからなんです。適性診断テストに反映されるのは、今現在の自分の価値観がデータベースとどのように絡むか? という視点のみです。だから、今の自分の表面的な一部でしかないのです。
人間というのは日々成長しています。決して、昨日の自分と今日の自分は同じではない。昨日と今日とでは、変わり方もごくごくわずかかもしれません。でも、例えば高校3年生の頃の自分と、就活生になった今の自分とを比べたときに、全く同じわけはないですよね?
出会った人も、行動範囲も、知識も、遊びも、確実にレベルアップしているはず。ということは同じ理屈で、これから先の未来が、今と全く同じであるはずがない。
だから、もし仮に、今の自分の短所が「引っ込み思案でおとなしい」としても、将来の自分が引っ込み思案でおとなしいかどうかは絶対にわからない訳です。すごく明るく人を巻き込んでいくタイプに変化しているかもしれません。これは、自分の努力のほか、社会人になって取り組む仕事や、これから出会う人からの刺激によって、大きく変わる可能性を秘めています。
自分の可能性は180度の方向に広がっています。それを意味なく狭める必要は全くありません。