スーパーラグビー海外勢も来季へ動く レッズSOクーパーに突然の構想外通告 (2/4ページ)

ラグビーリパブリック

チームが来季スコッドを発表した数日後、確かにフライハーフ(SO)として名前があるクーパーだが、新ヘッドコーチに就任したブラッド・ソーン(元ニュージーランド代表/昨季レッズのアシスタントコーチ)は本人に構想外通告をおこなったことを地元メディアに明かした。レッズで117試合に出場し、2011年のスーパーラグビー優勝に大きく貢献した創造性豊かなプレーメーカーだが、退団は濃厚と見られている。

 ニュージーランド出身のクーパーは昨年、リオ五輪出場を目指してセブンズに挑戦したが、オーストラリア国籍を持っていなかったため五輪を断念。古巣のレッズに戻った今年はスーパーラグビーでプレーするもハイパフォーマンスを見せることはできず、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)のオーストラリア代表スコッドには選出されなかった。

 クーパーはオーストラリアの他チームへ移籍する可能性は低いと見られており、日本か欧州のクラブからオファーを待つか、ラグビーリーグ(13人制)に転向するのではないかという声も出てきている。

 クーパーとハーフ団を組んだオーストラリア代表5キャップのSHニック・フリスビーも戦力外となった。

 レッズは、突然の構想外を伝えられた2人に対し、他チームからのオファーがあればリリースを認める方針。

 その他のオーストラリア勢では、ブランビーズには長期休養でリフレッシュしたFL/NO8デービッド・ポーコック(現 パナソニック)が戻って来る。白血病を克服したSO/CTBクリスチャン・リアリイファノは現在、アイルランドのアルスターに短期限定で加入して存在感を示しており、巻き返しを図るブランビーズにとっては大きな戦力となりそうだ。

 ワラターズは、レッズから放出されたオーストラリア代表82キャップのLOロブ・シモンズを獲得。ディーン・マムが引退し、巨漢LOウィル・スケルトンがイングランドのサラセンズに移籍したためセカンドローには大きな穴が空いており、28歳のシモンズは奮闘が期待される。イングランドのワスプスで1シーズン過ごしたユーティリティBKのカートリー・ビールが復帰したのも明るい材料で、10月末からリフレッシュ休暇をとっているFBイズラエル・フォラウも2月にはワラターズに戻る予定だ。

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