天才テリー伊藤対談「立川志らく」(2)才能が出る時ってトントン拍子だね (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー ああ、日芸落研のOBなんですよね。

志らく ええ。で、いきなり「お前ら、落語やれ。俺を笑わせろ」と言われまして。みんなでやったあと、最後に私にだけ「お前、落語家になれ」と。

テリー さすが高田さん、才能への嗅覚がすごいね。

志らく その時、高田先生に「誰の弟子になりたいんだ?」って聞かれたんです。頭には「談志」の名前があったんですけど怖いし、立川流ができたばかりで寄席に出なくなった時でしたから、躊躇しつつも、はずみで「先生と同じです」と。先生と(ビート)たけしさんが、談志の弟子になった直後だったんですよ。

テリー ああ、立川藤志楼(高田)、立川錦之助(たけし)の名前をもらっていたね。

志らく そしたら「いい了見だな。お前、もう間違いなく売れるよ」と。で、夏休みが終わったら、本当に談志のところに連れてってくれて、「俺の子分なんです、弟子にして。才能はありますから」「よし、わかった」というやり取りで、あっという間に弟子になっちゃったんです。

テリー トントン拍子じゃないですか。でも、才能が外に出て行くっていうのは、こういうことなのかもしれないね。

志らく 談志に「まだ大学生なんです」と伝えると、「まあ、程よくやっとけ」とか言われましたけど、「通いで毎日来い」ってなっちゃったので、結局、親に内緒で退学届を出してやめちゃったんです。

「天才テリー伊藤対談「立川志らく」(2)才能が出る時ってトントン拍子だね」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 12/7号立川志らく立川談志落語家テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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