鈴木哲夫の政界インサイド「希望の党政調会長が私に明かした『本音』」 (2/2ページ)
以降、例の政策協定の一枚紙で、たったの一日で返事をしろということにせざるをえなかった。『踏み絵だ』『傲慢だ』と言われるのはある意味、当然です」
若狭氏は、この政策項目の確認作業を「あと1週間もあれば終えられた」と悔しさをにじませていた。
また、新体制で希望の党政調会長に就いた長島昭久衆院議員は、私の取材に敗因をこう分析してみせた。
「排除発言に文句を言っている人もいますけど、むしろ私は政策を譲ってまで人数を膨らませることは邪道だと思っていました。本当の敗因は、逆に小池さんの人気を当てにして加入してきた人が多すぎて、希望の党が本来、立てていた政策の旗が曖昧になってしまって、どんな政党なのか、有権者に伝わりにくかったことだと思っています」
本音を語っていると思う。というのも、今後について長島氏はこう続けて話したからだ。
「安倍政権と必要以上に対立することもベタベタすることもない。党内の異論を持っている人たちとは丁寧に議論はするが、結論は一つの方向を出します」
その結論とは、同調できない議員との再分裂という意味ではないか。希望の党が落ち着くまでには、もう少し時間が必要なのかもしれない。
ジャーナリスト・鈴木哲夫(すずき・てつお):58年、福岡県生まれ。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリーに。新著「戦争を知っている最後の政治家中曽根康弘の言葉」(ブックマン社)が絶賛発売中。