ドイツ3大美城の1つ、難攻不落のエルツ城を訪ねて (2/3ページ)

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非常に長い建設期間ゆえ、1つの城の中に様々な年代の建築様式が混ざっているのです。

ガイドツアーで見学をする事ができる城内には、当時使用されていた家具や装飾品、武器などが展示されています。

寝室や子供部屋、キッチンなどからは中世の暮らしの一部が垣間見えます。

また特に印象的なのは「騎士の部屋」。ここは祝い事の他にも会議の場所としても使われていましたが、この部屋では天井近くにある人の顔の形をした飾りが「全ての人に対する言論の自由」を保証しています。そしてこの部屋で交わされた内容は、決して外に持ち出してはいけないとされていました。

各部屋の窓から見えるのは深い森。当時ここで生活をしていた家族も同じ風景を見ていたのかと思うと、どことなく感慨深い思いになります。ちなみに城は今でもエルツ家の子孫が所有しており、城内には彼らの写真も飾られています。

日本ではそこまで有名ではないものの、その美しさからヨーロッパでは名の知れているエルツ城。休日や特に連休中は大変混雑するので、日程が調節可能であれば平日に訪れるのがおすすめです。


長い長い歴史を秘めたエルツ城は、深い森に守られて今日もあなたが訪れるのをひっそりと待っています。

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