人工知能ロボットは意識を宿すのか?それは人間や動物が持つ意識と同じものなのだろうか?米研究者の考察 (3/5ページ)

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・量子理論的なAIの意識についての見解
 量子理論の立場からも意識について説明が試みられている。

 オーソドックスなコペンハーゲン解釈によれば、意識と物理世界は同じ現実の補完的な側面である。

 ある人が観察や実験をした時、その人の意識的相互作用は認識可能な変化を引き起こす。それは前提として意識の形を取るもので、それを物理特性から導き出そうとは一切されていない。ゆえにコペンハーゲン解釈は”広義の意識(big-C)”的見解とでも言えるかもしれない。それは現実化するために脳を必要としているが、それ自体で存在するものである。

 この見解はニールス・ボーア、ヴェルナー・ハイゼンベルク、エルヴィン・シュレーディンガーら量子力学の先駆者たちの間で人気があった。

 意識と物質との相互作用は、80年間未解決のまま残されているパラドックスを生じさせる。有名なものの1つにシュレーディンガーの猫がある。それは生と死の確率が同等である状況に置かれた猫の運命は、観察という行為によって決定するというものだ。

 それと反対の見解が、意識は生体構造から生じるというものだ。それは化学的作用から生体構造が生じるのと同じことだ。同様にその化学的作用も物理から生じている。

 この意識のことを”狭義の意識(little-C)”と呼ぶことにする。
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