独占インタビュー・北島三郎「さらば、キタサンブラック」(1)所有馬は全て自分の子供 (1/2ページ)

アサ芸プラス

独占インタビュー・北島三郎「さらば、キタサンブラック」(1)所有馬は全て自分の子供

「今年の漢字」が「北」に決まった。その理由にもあげられたキタサンブラックが、有馬記念でラストランを迎える。7度目のGI制覇で有終の美を飾れるか──。オーナーで演歌の大御所・北島三郎が、現役屈指の人気馬との秘蔵エピソードを明かすとともに、50年以上に及ぶ波乱万丈の馬主人生を独占告白した。

 有馬記念が近づくと、「ああ、今年も終わりだな」とつくづく感じますよ。そして今回は、キタサンブラックのラストランです。

 このレースは歌の世界に例えると「紅白歌合戦」。出させてもらうことがどれほど大変なことか。そしてこれまで二度走って、3着、2着と結果を出しているので、「今年こそは」という気持ちはありますよ。

 その一方で、ファンの方には申し訳ないけども、とにかくケガをすることなく、無事にレースを終えてほしいという気持ちもあります。何着でもかまわない。とにかく無事が一番、なんて言ったら怒られるかもしれないけど。もちろん、どの馬よりも先にゴールを駆け抜けてくれたら、こんなにうれしいことはありません。

 馬を持って50年以上になりますが、私は所有している馬は全て自分の子供だと思っています。

 歌手を目指して上京して、デビューしたのが昭和37年。「なみだ船」がヒットして、それからしばらくして初めて買った馬に、自分の息子と同じ「リュウ」と名付けたくらいですから。そのリュウが、中山の1200メートルで新馬勝ちしてくれた時はうれしかったなあ。この感動をまた味わいたいという気持ちと、「1頭だと寂しいな」ということもあって、2頭、3頭と増えていったんです。

 もちろん、たくさん馬を持っていれば勝てるという甘い世界ではありません。自分の馬がビリっけつの時は、厩舎へハッパをかけに行くわけです。「おい、しっかり走ってくれよ!」と。でも、ソッポを向いているの。わかってるんだよね、馬ってのは。「馬の耳に念仏」なんてトンでもないよ(笑)。たまに、すまなそうな顔をしてこっちに来た時は、つい声をかけてしまうんです。

「そうか、お前も一生懸命走っているんだよな」

 もう、怒ってたことなんてどこかに吹き飛んでいるわけですよ。

「独占インタビュー・北島三郎「さらば、キタサンブラック」(1)所有馬は全て自分の子供」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 12/28号キタサンブラック有馬記念北島三郎競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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