止まらないインプットと発信欲。池田エライザインタビュー (3/3ページ)
だけど、人に出会うことを目標にして活動していくなかで、エライザの本質を見抜いて『一緒に映画やろう』と声をかけてくださる方々に出会えたんです。廣木(隆一)監督が『実はエライザって暗いから、そういう役も似合うんだよ』って周囲に広めてくださることもあった。ご縁には本当に恵まれているなと思います」
ストレートで知的。考え方はどこまでも大人で、つねに俯瞰してものごとを見ているようにさえ感じる。今の彼女を形作るのは、一体どんな経験なんだろう。自身を変えたターニングポイントを聞けば「やっぱり園子温監督の作品に参加したことですね」という即答が。でも彼女、オーディションで彼の作品を「嫌いです」って言ったんじゃなかったっけ。
「オーディションで、私のありのままの発言を受け止めてくれたのが園監督でした。嘘をついて偽った自分じゃなく、ありのままで行ってありのままで受かったのがあのとき。それまではいい子にしなきゃいけないのかなって、発言を控えることも多かったんです。でも、どうしたって自分の意見は生まれてくるものだから。自分に対して正直にお芝居しようと思えたきっかけでした」
インタビューをした10分間、私はもう目が回りそうだった。だって、インプットしなきゃと思うことが次から次へと紡がれ、止まらない。彼女が大切にしている人との向き合い方も、発信したいという意欲も、周囲への感謝も、変化をくれた刺激も、その個性も。ひとつだって忘れちゃいけないし、この記事を読んでくれるすべての人に伝えるべきだと思った。
私が見て感じた、この10分間の「池田エライザ」は私しか知らない。だから、本気で向き合って生まれた、私なりの言葉を編んで記事にしよう。彼女と方法はたがえど、これが私の自己発信だ。
(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:前田立)