あのイヴ・サン=ローランが愛したモロッコの幻想的なブルーの庭園「マジョレル庭園」 (2/4ページ)
- タグ:
-
マジョレル庭園
-
イヴ・サン=ローラン
-
マラケシュ
-
モロッコ
-
アフリカ

しかし、足元には黄色やオレンジ、ブルーといった色鮮やかな壺やベンチが置かれていたり、さらに瓦屋根のカラフルなお堂のような建物には、イスラム美術の影響を受けた精緻な彫刻が施されていたりと、独特の美意識が随所に表れています。

灼熱のマラケシュにあって、優しいそよ風が吹き抜ける庭園はまるでオアシスのよう。竹林の奥には鯉が泳ぐ池もあり、情緒満点。マラケシュ旧市街の喧騒に疲れた心をそっと癒してくれます。

その一方で、大人の背丈よりも高いサボテンをはじめ、見たこともないようなさまざまな熱帯植物が生い茂ります。

ジャック・マジョレルは自称「庭園家」で、一風変わった植物を好んで収集したのだとか。その結果、ひとつの庭園に竹とサボテンが共存するというミスマッチが生まれたのですね。

「ミスマッチ」といってもそれは決して不快な違和感ではなく、新鮮な驚き。本来同じ場所に生えるはずのない植物が隣り合っていても、「マジョレル庭園」という共通の世界観でまとまっているので、全体としては不思議な調和を見せているのです。