彼は一体何者? 謎の美少年・ゆうたろうインタビュー (1/3ページ)
彼は一体何者なんだろう? 最初は単純な好奇心だった。
私が初めて彼を見たのは、約1年前、取材で行ったポストペット20周年記念イベント。ゲストとして登壇した彼は、中性的な美しい顔立ちでピンクのタートルネックを着こなし、ポストペットのキャラクター「モモ」のぬいぐるみを抱えていた。まさに「謎の美少年」という肩書きがふさわしい彼の名前は、ゆうたろう・19歳。
イベント後も、なぜか彼のことが頭から離れなかった。調べてみてわかったのは、古着屋「サントニブンノイチ」のスタッフだということ。バラエティ番組『マツコ会議』に出てから話題になり、モデルとしても活躍しているということ。最近はそれに加えて、舞台にも出演しているというのだから驚きだ。
彼はまだ19歳。未成年だというのに、一体どれだけのキャパシティと可能性を秘めているんだろう。私はTGC広島のバックステージで、謎の美少年・ゆうたろうと、初めての対面を果たした。
マスクしないと外出できないくらい、自分の顔が嫌いだった「僕の地元が広島で、ちょうどこの会場からすぐのところに住んでいたんです。ライブやイベントがあれば、たまに遊びに来たりもしていました。広島にいたころの自分は、今その舞台に立てるなんて想像できなかっただろうなぁ」
うれしそうな顔で、昔を懐かしむゆうたろう。「サントニブンノイチ」で働きはじめたのも、広島で過ごした日々がきっかけだった。当時、広島に開店した「サントニブンノイチ」のポップアップショップに姉と一緒に行った彼は、その場でオーナーに声をかけられ、大阪本店のスタッフとして働くことになったという。
「それまでは、洋服自体にあまり興味がありませんでした。黒い服ばっかり着てましたし、こだわりも特になかったです。だけど『サントニブンノイチ』で働くようになってから、古着の楽しさを知るようになりましたね」
それに……と、彼は少しためらいながら言葉を続ける。
「実はずっと自分の顔が嫌いで、学校にもあまり行っていなかったんです。マスクをしなきゃ外にも出られないくらい。だけどファッションで自己表現することで、自信が持てるようになりました。