香取慎吾の”上から目線”に批判の嵐?サラリーマンdis発言が出てきた背景

デイリーニュースオンライン

Photo by  PhotKing(写真はイメージです)
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 香取慎吾(40)が26日、自身のTwitterで「出勤の人の流れみて 色がないなぁ.と 俺は色だらけなんだなぁ.と 思う朝」とつぶやいたことが物議をかもしている。

 ファンを中心としたフォロワーからは「慎吾ちゃんはカラフルだからねぇ」「鮮やかな色を身につけるのは勇気がいること」「しんごちゃんは年中カラフルオシャレさん」など、おおむね賛同が集まったものの、ほかのSNSや掲示板では「サラリーマン、disってる?」「この発言は『人がゴミのようだ』とほぼ同じ」「さすがにこれはアウト!」「好きでスーツ着てると思ってる? 中2かよ!」「失礼にも程がある。ファン甘やかせすぎ」と大量の批判意見が殺到している。

 香取に勤め人を揶揄する意図はなく、その後にツイートした「心カラフルな一日でありますように!」と伝えるのが真意であったのは理解できるが、粛々と日々を過ごす生活を「色がない」と言われて、不愉快な思いをする人間がいるのもたしかである。

「香取らしからぬ、うかつな発言の背景には”現代アーティスト”として制作上の焦りのようなものがあるのでは」と説明するのは、あるアート誌編集者の言葉である。

■安倍総理も認める現代アーティスト香取?

「じつは、安倍晋三総理(63)が今月19日、内外情勢調査会全国懇談会というお堅い席上中で、”現代アーティスト”としての香取慎吾(40)に触れ『作家、香取慎吾さんの作品は、元気が出る、それでいて深い温かさも感じさせてくれました』と賞賛していたんです。安倍総理は11月30日に、香取も作品を提供した『企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー』を見学しており、その時に強い感銘を受けたものと思われます。香取はこうして”現代アーティスト”として評価が高まっている状況を受けて、創作活動へのプレッシャーから、ついアート寄りの発言が出てしまったのではないでしょうか」

 たしかに香取は11月26日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)の中でも、「今年はちゃんと1枚も書いていないから正直焦っている」「描かなきゃ、みたいな……」と、少なからぬプレッシャーを吐露している。香取のカラフルな創作イメージの中で、スーツ姿のサラリーマンが無資質で画一的に映ったのだろうか。

 だが、夜に灯る明かり一つ一つが同じように見えようとも、その下に様々な人生があることを想像するのも芸術家である。花屋の店先に並べられれば「世界に一つだけの花」に感じられる花も、採取される産地では個を主張しながら同じように群生していることにも、思いを馳せてもらいたいものである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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