「Netflix」が発表した今年最も視聴されたコンテンツは…
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インターネット動画配信サービスの『Netflix』が、2017年に最も視聴されたコンテンツのトップ10を発表した。1日2時間以上視聴された作品はユーザーが“食らいついた”作品、2時間未満は“味わった”作品という、ちょっと変わったカテゴライズで分けられているが、どちらも人気作品が目白押しだ。
なかでも、ユーザーが食らいついた作品の1位に輝いた『アメリカを荒らす者たち』(ハノーバー高校落書き事件簿)は、無名のキャストと事前にプロモーションをほとんど行っていなかったにもかかわらず大ヒットした作品で、ネット上でも「これは予想外に面白かった!」と絶賛する声が広がっている。
「このドラマは、高校の教職員駐車場に置いてあった27台の車にスプレーで男性器が描かれた事件を巡り、高校生たちが犯人を探していくという内容です。最初に容疑者として名前が挙がったのが、問題行動の多いディラン。普段から男性器の落書きをしていたこともあり、誰もが『あいつならやりかねない』と思っていたのですが、本人は犯行を認めません。そこで、高校生たちは事件の真相を追うドキュメンタリーを制作することになるのです」(テレビ雑誌編集者)
「モキュメンタリー」手法で作られた作品
優等生による証言や、教師への恨みが動機だとする仮説、さらには友人同士でも食い違う証言、これらがドキュメンタリー風に描かれ、まさに手に汗握る展開が繰り広げられる。物語が進むに連れて次々と衝撃の事実が明らかとなり、次第に見ている人も誰が犯人なのか分からなくなってくるのだ。
「このドラマを見て、本当のドキュメンタリー作品と勘違いした人も多かったようです。実際は『モキュメンタリー』作品なんです。モキュメンタリーとは、実際にきちんと脚本があり、登場人物も役者が演じているのですが、あくまでもドキュメンタリーに見せかけた手法です。日本では山田孝之が主演した『山田孝之の東京都北区赤羽』などがモキュメンタリーに該当します。山田のドラマも放送された直後は『これ、どこまで本当なの?』と話題になりました。一般的なドラマよりもリアリティーが感じられるため、視聴者がストーリーに入り込んでしまう傾向が強いのです」(同・編集者)
一体誰が犯人なのか? 動画配信サイトなら一気の“まとめ見”も可能だ。年末年始の休みを利用して視聴してみるのもいいかもしれない。
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