北朝鮮 金王朝三代 知られざるSEXヒストリー (4/5ページ)
この「西将洞の女」に対して「鉄峰里の女」と呼ばれたのが、大阪生まれの在日出身(帰国者)、高英姫だ。'53年、16歳で父母に従って北朝鮮に渡った英姫を知る人々は、今も大阪に存在する。
英姫は'72年に踊り子として『万寿台芸術団』に入団し、同芸術団の'73年、'74年の日本公演では来日している。英姫は、'75年頃から正日の主宰する秘密パーティーに参加し、翌年には、英淑の容姿に不満を抱く正日に囲われた。秘密パーティーには、踊り子などをえりすぐり、『喜び組』として派遣されるのが常だ。その中から、英姫は水揚げされたのである。そして'79年から蒼光山官邸(26号邸)に住むようになるが、自らは乳がんを患い、ヨーロッパから医療チームを呼んだり、フランスの病院に入院するなど治療に努めたが、2004年夏に死去した。
英姫が床に伏している間、将軍様の“下半身”の世話人となったのが、夫人秘書の金玉だ。玉は'64年生まれで、平壌音楽舞踊大学を出た後は『旺戴山軽音楽団』で電子ピアノなどを担当していた。このグループは三池淵組(=サムジヨン)と呼ばれる電子ピアノ1人とギター2人から構成される器楽組だが、これも秘密パーティーに呼ばれる『喜び組』の一つだった。英姫と同様に、玉もここで水揚げされている。
玉と並行してナ・ヘギョン(字不明)という5番目の夫人とされる存在も発覚したが、この女性も平壌音楽舞踊大学の出身だ。他にもマカオにおける正日の秘密資金を管理していた鄭日順(チョン・イルチョン)や、同じくモスクワで正日身辺の何らかの資金管理をしている孫姫林(ソン・ヒリン)という夫人らしき存在は知られているが、結婚年月日など、その生活ぶりは確認されていない。ただ、それぞれに正日との間に生まれた子がいるのは確かなことらしい。
「正日の死去後、絵に描いたような“お坊ちゃん”キャラの正恩が登場したとき、世界中のメディアが注目したのが『喜び組』2000人の下半身事情です。彼女たちは性の奉仕をする『満足組』、マッサージ担当の『幸福組』、歌や踊りでもてなす『歌舞組』に分かれ、酒池肉林の世界で将軍様の正日や党・軍の高官たちを喜ばせてきました。