「子ども向け万年筆」の性能を試してみた! (2/2ページ)

パイロット「万年筆 カクノ」は少しペン先が硬い印象。
なお、どういうわけか、字の部分を塗りつぶしている間にインクが出なくなってしまうトラブルもあった。そのため、洗面所でペン先を洗い、インクの通りが良くなってから書き直すことに。「PI」と「LOT」の濃さが違うのはそういうわけである。たまたまこの商品がそうだっただけかもしれないが、メーカーには改善を願いたい。

子ども向けに「指の位置」を教えてくれるグリップも特徴のペリカン社「ペリカーノ・ジュニア」。
一方のペリカンは、インクの出は滑らか。太い線が描け、どの方向にもストレスなくペン先を動かすことができる。あえて苦言を呈せば、インクの出る量が多いことくらいだろうか。ご覧のとおり、ロゴのペリカンの絵が潰れてしまいそうになっている。
また、グリップの部分に工夫が凝らしてあり、「正しい位置」に指をおけるようになっているので、小さい子どもにペンの握り方を教えるのにはいいだろう。インクの色は、ちょっとオレンジがかった赤色。
結論としては、筆圧が高く、細い字を書きたい人はパイロットの製品を、逆に筆圧がさほど高くなく、字のほかにスケッチなどにも使いたい人はペリカンの製品がいいのではなかろうか。
最高級の万年筆を購入する前に、ぜひとも子ども向け製品で書き心地を試していただきたい。自分に合ったものが見つかるはずだ。