最近よく目にする「胃酸過多」は俗語!? その正体を医師が解説 (4/5ページ)
一度に大量に食べ、食事と食事の間が長時間空くというような食習慣は、胃酸過多を招きやすいと考えられます。少しずつ小分けにして食事の回数を増やす「分食」が胃には優しいと考えられます。
胃酸過多から発展しやすい病気は何がある?

胃を守る粘膜の働きより、胃酸の働きが上回れば胃粘膜が傷つき、胃潰瘍となります。胃の内容物が流れ込む十二指腸での潰瘍も起こることがあります。
胃カメラ(胃内視鏡)にて検査をしても、胃・十二指腸に潰瘍はないけれど、胃潰瘍に似たようなみぞおちの痛みや不快感がある場合、「機能性ディスペプシア」という病気が考えられます。機能性ディスペプシアにも胃酸の働きや量が過剰であることが関係しています。
また、胃酸が逆流すると「胃食道逆流症(GERD)」となります。これは胃酸が食道や喉の粘膜を傷つけ、バレット食道という状態を引き起こすため、食道がんのリスクにもなります。副鼻腔炎、喘息、慢性的な咳にも、胃食道逆流症が関係していると言われています。