向井理のドSキャラは吉と出るか?『きみが心に棲みついた」の巷の評判は?

デイリーニュースオンライン

きみが心に棲みついた|TBSテレビ公式サイトより
きみが心に棲みついた|TBSテレビ公式サイトより

 吉岡里穂(25)が主演を務める「きみが心に棲みついた」(フジテレビ系)第1回が116日に放送され、平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前クールの「監獄のお姫様」の初回視聴率とほぼ同じであり、まずまずのスタートといえるだろう。

 原作は「FEEL YOUNG」に連載中の同名少女漫画。自信がなく、いつも挙動不審であることから「キョドコ」と呼ばれる小川今日子(吉岡里帆)だが、勤務先の下着メーカーでは情熱をもって働いている。先輩の堀田(瀬戸朝香)に誘われ、初めて参加した合コンで、厳しくも本音で話してくれた吉岡(桐谷健太)に今日子は好意を持つ。そんな矢先、今日子の職場に大学時代今日子を痛めつけた先輩・星名(向井理)が現れる。星名は大学を卒業してからも、時折非通知で今日子に電話をかけていたのだ。

 いまだに今日子を支配しようとする星名に、逆らいつつも最終的には抗えない今日子、そして吉岡の三角関係が始まる。イケメン2人の間で揺れる女性の話は少女漫画の典型だが、この話では星名が持つ異常性がキーといっても過言ではないだろう。

 大学時代、男子学生の前で今日子にストリップをさせた挙句、「他の男に裸をさらす女は嫌いだ」と突き放した星名はどう考えても歪んでいる。

 ちょっと強引な俺様キャラもまた少女漫画にありがちだが、星名の場合は俺様を通り越してサイコパスの域に達しているのだ。これを見てドン引きする女性はいても、きゅんとする女性はかなり限られるのではないのだろうか。

 これまでごく普通のイケメンを演じることが多かった向井理が、よくこの役を引き受けたものだ。昨年「カルテット」(TBS系)で大ブレイクした吉岡里帆は、今回が連続ドラマ初主演。「カルテット」ではサイコパスな役柄を上手に演じ切っていたが、主演となるとやはりまだ演技に粗が目立つ。挙動不審にどもる姿はオーバーだし、時折素の自分に戻ってしまうのか普通に話すシーンもあったし、まだ今日子のキャラを掴み切れていない様子が見てとれる。

 突飛な行動は取るものの、仕事や恋愛など好きなものに一所懸命な今日子は、イライラしつつも応援したくなる難しいキャラ。演じ方を間違えると、ただのウザいやつで終わってしまうので、演技のさじ加減も難しいだろう。これからどのように今日子を表現していくのかが楽しみだ。

 また、下着メーカーが舞台という事情は理解できるものの、やたらと下着の描写が多いのが気になった。服の上からとはいえ、今日子がブラジャーを身に着けるシーンに思わず見入ってしまった男性視聴者は多いのではないのだろうか。道に下着をぶちまけるシーンはやりすぎな気もしたが…。こんな演出も、グラビア出身の吉岡里帆が主演だからこそできることなのかもしれない。

 これからも視聴者を引き付けるため、下着の描写が多くなることは想像に難くない。吉岡里帆がどこまで身体を張って、グラビア魂を見せつけられるのか注目だ。

文・Harumaki

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