ネズミ捕り男の伝説が残るメルヘン街道の町ハーメルンでドイツ最大ミステリーに触れる (1/3ページ)

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ネズミ捕り男の伝説が残るメルヘン街道の町ハーメルンでドイツ最大ミステリーに触れる

北ドイツのヴェザー川に面した町ハーメルンは、メルヘン街道の町のひとつ。グリム兄弟の童話にゆかりのある地を巡るメルヘン街道はドイツ中部から北へ伸び、ハーメルンはそのほぼ中間に位置しています。

子供の頃にグリム童話「ハーメルンの笛吹男」を読んだことのある方も多いかと思いますが、その童話の基となった伝説が残るのがまさにこの町。旧市街のメインストリートには笛吹男の像があるほか、お土産のネズミグッズもよく見かけます。

ところでこの伝説は単なる作り話ではなく、実際に起こったとされる出来事に基づいているということを、皆さんはご存知でしたか?

グリム童話「ハーメルンの笛吹男」のおおまかなあらすじは以下の通り。
“むかしむかし村にネズミが大量発生して、村人が困り果てていました。そこに道化師のような恰好をした男が現れ、自分はネズミを退治できると語ります。男が持っていた笛を吹くとネズミたちが一斉に集まり、男について川のほうへ。川まで来るとネズミはそこへ飛び込み、全て溺れて死んでしまいました。男は報酬を求めますが村人はそれを拒否。怒った男は「恐ろしいことが起こる」とだけ言い残して村を去ります。
それから何日も立ったある日、男が再び村に現れます。男が笛を吹くと子供たちが集まり、男に連れられてどこかへ行ってしまいます。子供たちはそれっきり2度と戻ってきませんでした”。

この出来事が起こったのはいまから700年以上も前のこと。実際に130人もの子供たちが集団失踪したという事実が、いくつもの資料に記されているのです。

そのひとつが、現在はレストランとなっている「ネズミ捕り男の家」。壁面には、1284年起こった子供たちの失踪についての文章が書かれています。

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