鈴木哲夫の政界インサイド「立憲幹部が『野党は自分たちが再編する』激白」 (2/2ページ)
「我々も野党はできるかぎり一つになったほうがいいと思っているが、希望には我々とはやれないと出ていった細野氏や長島氏らもいれば、やむなく合流していったリベラルもいる。民進にも保守とリベラルが入り交じった状態。これらが無条件に一緒になれば、以前の民主党や旧民進党の二の舞になる。ここは、まず立憲がブレずに理念を貫くのが肝要。自分たちを中心に再編していく方針だ。立憲が旗を立てて強気で進んでも、十分に人は集まると思っている」
ここまでくれば、野党再編の道筋も見えてくる。希望と民進はそれぞれ再分裂、そして立憲を中心にしたリベラル系野党と保守色の強い野党に再編されるのが濃厚になってきている。
「ただ、立憲の支持率は3党の統一会派がゴタゴタして調査のたびに1~2ポイントずつ下がってきている。来年は参院選前の4月に統一地方選がある。準備を考えると、少なくとも1年前、つまり今春が再編の形をはっきりさせるリミットだ」(民進党地方組織幹部)
昨年は、安倍一強による政治の緩みが露呈した。そんな状況を作る要因となったのが野党の弱体化。早急に野党再編の形を明示することが、当事者たちには求められているのだ。
ジャーナリスト・鈴木哲夫(すずき・てつお):58年、福岡県生まれ。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリーに。新著「戦争を知っている最後の政治家中曽根康弘の言葉」(ブックマン社)が絶賛発売中。