衝撃!あまりに過酷な世界の変わり種成人式 (1/2ページ)

まいじつ

『週刊少年マガジン』(講談社)/昭和43年7月14日号より
『週刊少年マガジン』(講談社)/昭和43年7月14日号より

今年も荒れる成人式の模様が報道されていた。派手な格好をして道路交通法違反の自動車に乗り、他人の迷惑を省みずに乱痴気騒ぎをする若者たち。もちろん、こんなのは一部だけだろう。

しかし、国を挙げて20歳の若者を一同に集め、『成人式』という催しをおこなう国は日本くらいだ。そもそも成人するということは、それまでの甘やかされた待遇を終了し、共同体の正式な一員になるということにほかならない。古くからいろいろな民族で、大人になるための“通過儀礼”としての厳しい行事が行われてきたのである。

ここで1960年代に少年漫画雑誌に掲載された記事をご覧いただきたい。子供から大人へ意識を変革させるためのイニシエーション、それが本来の成人式だ。それはショッキングなものほど効果的だったはず。

南太平洋の島、ペンテコストのナンバ族の子供は、ツタの端を足首に結んで竹とツタで作られた高さ35メートルの塔の上から飛び下りなければならない。

太平洋にあるウジ島では、その昔、大酋長が非常なる試練を課していた。それは、よその島の成人男性の首を持って帰らなければならない、というもの。子供や女の首では不合格だった。

『週刊少年マガジン』(講談社)/昭和43年7月14日号より

ボルネオのダイヤク族は、子供が10歳になると、やすりで上下6本の前歯をすりつぶしてしまう。

東南アジアのモロ族は、足元に木の実のボールを転がし、ツルのムチでボールをたたき合う。相手の身体にムチがさわると、こっぴどくムチで打たれる。

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