壮麗な建造物群にうっとり、モロッコの世界遺産、バラ色の街・マラケシュの史跡地区を歩く (2/3ページ)

GOTRIP!

・サアード朝の墳墓群

アグノウ門のほど近くにあるサアード朝の墳墓群は、16世紀から17世紀にかけてこの地を治めたサアード朝の歴代のスルタンが眠る墓廟群。のちのアラウィー朝のムーレイ・イスマイル王が周囲を壁で囲んでしまったため、1917年に空撮されるまでその存在が忘れ去られていました。

お墓といっても、鮮やかな象嵌細工や彩色タイル、モザイクで彩られた空間はまるで宮殿のような壮麗さ。廟には3つの部屋があり、なかでも色鮮やかなモザイクタイルで覆われた壁と、イタリア産の大理石でできた12本の柱をもつ「12円柱の間」は息を呑むばかりの美しさです。

・エル・バディ宮殿

サアード朝の墳墓群から東へ徒歩およそ10分のところにあるのが、エル・バディ宮殿。16世紀にサアード朝のアフメド・アル・マンスール王が25年の歳月をかけて建設した宮殿です。

しかし、アラウィー朝のムーレイ・イスマイル王によって破壊されたため、現在は廃墟と化し、華やかだったころの面影はあまり残っていません。かつては中庭を囲むようにして360もの部屋があり、数々の宝物が並んでいたといいます。

「宮殿」と聞いて想像する豪華な建物とはかけ離れた状態と化していますが、在りし日への想像を掻き立てる、哀愁漂う現在の姿もまた味わい深いものです。

「壮麗な建造物群にうっとり、モロッコの世界遺産、バラ色の街・マラケシュの史跡地区を歩く」のページです。デイリーニュースオンラインは、メディナマラケシュモロッコアフリカ世界遺産カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る