プロ野球セ・パ「波乱のキーマン」地雷原ガイド(1)松坂大輔の中日入団で… (2/2ページ)

アサ芸プラス

ともあれ中日、日本ハムの両球団から公式に否定のコメントは出されず、報道内容は事実と見て間違いない」(前出・パ・リーグ関係者)

 ルールどおりに動いており、落ち度のない日本ハムが貧乏くじを引いた形である。

「とはいえ、菅野智之(28)や大谷翔平(23)らをドラフトで強行指名し、波紋を広げてきた球団です。本当に岩瀬引退となれば、とばっちりで悪役になっていたはず。『中日のレジェンドを引き抜いた』などとファンから総攻撃されるのを嫌い、“大人の対応”を選択したのでしょう。日本ハムが問題にしない以上、NPBも動けない。この件はこのまま闇に葬られるでしょう。一方で、事実を知った岩瀬のモチベーションも気になりますね。大野とバッテリーを組む際もどうなることやら‥‥」(前出・パ・リーグ関係者)

 動揺が収まらぬ中、またしても中日を舞台にニュースが発信された。1月22日、ソフトバンクを退団した松坂大輔(37)のテスト入団が決まったのだ。

「いくら森繁和監督(63)や友利結(デニー)国際渉外担当(50)と西武時代から縁があるとはいえ、『功労者の岩瀬は切って、3年間まるで働いていない松坂を獲るのか』と、憤慨する選手や関係者は多かった。さらに推定年俸は1500万円+出来高とされているが、『どうせもっともらってるんだろ』などと“ヘイト”が集中してしまったんです」(中日番記者)

 本人に非はないものの、選手側の、フロントや首脳陣への不信感が松坂に向かっているようで、いわば松坂がフロント、岩瀬が選手を象徴する存在として、さながら「代理戦争」の様相を呈してきたという。

「松坂は『痛みの原因がわかった』と話し、今は投球時も右肩に痛みを感じていないそうです。日本帰国後で状態はいちばんいいと聞いていますが、再発の不安はあり、本当に通用するかどうかは実際に投げ続けてみないとわかりませんよ」(前出・中日番記者)

 松坂が結果を残せなければ、それがそのまま森監督やフロントへの反発を生み、チーム内不和を招く“地雷原”になってしまいそうだ。

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