人間の神経細胞そのままに振る舞うチップが開発される(アメリカ研究) (3/3ページ)

カラパイア

これはイオンが流れる1次元チャンネルを備えており、イオンは毎回まったく同じ経路を流れることができる。

 チップはこの格子を基に設計された。電圧をかえると、チップの全シナプスが変動率4パーセントというほぼ同じ電流を示す。

 またシナプスの1つ1つにも電圧を700回かけてテストし、変動率1パーセントという可能なものとしては最も一貫性のあるデバイスであることが確認された。

 その特性をシミュレーションすることでチップに実際の作業も行わせている。用いられたデータは、画像処理ソフトを訓練するためのMNIST手書きサンプル集だ。すると数万種の手書き数字を95パーセントの精度で認識することに成功した。なお既存のソフトウェアの精度は97パーセントである。

 今後は実際にチップを作成し、手書きサンプル認識作業に当たらせることになる。そして最終的な目標は携帯型ニューラルネットワークデバイスの開発だ。

 人間のようにふるまうヒューマノイドが誕生する未来はそう遠くないのかもしれない。

 この研究は『Nature Materials』に掲載された。

References:Engineers design artificial synapse for “brain-on-a-chip” hardware | MIT News/ written by hiroching / edited by parumo

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