40代で渡米しジャズを一から学び直す。大江千里、人生の第二章の現在地 (2/2ページ)

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また、ニューヨークの芸術センターでのステージ、初日は大成功するも、二日目の本番中に映像が止まるというトラブルが発生。悔しい想いとともに、それでも一歩一歩前に進む姿は勇気づけられる。

年を取れば取るほど、自分の地位が固まれば固まるほど、新しい道へ踏み出すことに恐怖を抱きやすくなるものだ。その一方で、新しい体験に対する恋しさも強くなる。新しい道を突き進んでいる人を見ると、嫉妬すら感じてしまう人もいるだろう。

なぜ自分は新しい道に進めないのだろう。お金がなくなるのが怖いから? それとも今の生活でなくなることに恐怖を感じるから?
いざ、踏み出したら何が起こるか分からない。ただ、必ず何かをもたらしていける。本書の大江さんの言葉を借りよう。

生きているとお金はかかる。何にかかって何にかからないかを一旦冷静に把握してみる。自分に合ったやり方でいい。極端な性格の僕は貧乏を演じることで集中力が増す。ストイックな映画の中の役を演じ切る。もしかしたらお金は無くなりながらもどこかで種子を運んでいないか? (p275より)

40代後半という難しい年代に、自分自身の決断で大きく道を変えた大江さんは、「ひとりでビジネス」の観点から人生を見直し、ブルックリンという土地で、自分の道を歩んでいる。

「ニコニコチャンネル」と「note」で連載されていたエッセイをまとめた本書。個人でビジネスを始めたい人にとってのヒントとなる言葉も満載だ。

年度変わりの時期に差し掛かる今、自分の人生を考え直したい、少し新しいことに挑戦したいという人にとっては胸に突き刺さるはずだ。

(新刊JP編集部/金井元貴)

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