明石家さんまも拒否した?フジテレビ『めちゃイケ』後番組枠に漂う泥舟感

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明石家さんまも拒否した?フジテレビ『めちゃイケ』後番組枠に漂う泥舟感(写真はイメージです)
明石家さんまも拒否した?フジテレビ『めちゃイケ』後番組枠に漂う泥舟感(写真はイメージです)

 明石家さんま(62)がフジテレビの土曜8時の『めちゃ×2イケてるッ!』の後番組について、同局から2度オファーを受け、2度とも断っていたと2月6日発売の『女性自身』(光文社)が伝えている。

「フジは昨年末から2度、さんまをメインに自局の顔となる総合バラエティ番組を依頼すべく動いたようです。しかし、さんまの答えはどちらも「NO」。フジは昨年9月の『FNS27時間テレビ』で、さんまに対し、桑田佳祐(61)や郷ひろみ(62)など豪華ゲストを迎えての体力測定コーナーを提案しておいて、当日現れたのはデヴィ夫人(78)や具志堅用高(62)だったという不手際をやらかし、さんまを激怒させています。今回も伝統の土曜8時の枠に、豪華な企画と出演者を用意したと言われても、フタを開けたらお粗末な番組を押し付けられ、あげく低視聴率の戦犯にされかねないと手を引いたようです」(週刊誌記者)

 同枠はフジ黄金期を『オレたちひょうきん族』が作り、そして『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』から『めちゃイケ』へとバトンが受け継がれた、同局の看板枠と言われている。かつての看板番組『SMAP×SMAP』『笑っていいとも』『みなさんのおかげでした』『めちゃイケ』と、続々と失ったフジテレビとしては、なんとしてもこの枠に局の顔になる大型バラエティが欲しいところなのだろう。

■暗雲たちこめる『めちゃイケ』の後継番組

『めちゃイケ』の後番組については、一部スポーツ紙に噂が掲載されたものの、いまだフジテレビは正式な発表をしていない。同じフジサンケイグループの『サンスポ』が報じた『1月19日にパイロット版が放送された『世界!極タウンに住んでみる』が昇格』という情報が有力だが、いずれにせよMCは未定のようだ。

「『極タウン』のパイロット版の出演は、落語家・立川志らく(54)とよゐこ・濱口優(46)、女優・山村紅葉(57)とお試し感あふれる面々だったので、キャスティングが引き継ぎされる可能性は低い。その上、同企画自体も『クレイジージャーニー』(TBS系)や『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)などの滞在型海外ロケ番組を安易にパクっていると、早くもネット上で指摘されています。同局の似た感じの新番組『世界の村のどエライさん』(関西テレビ制作)も、第4回目の視聴率が3.9%の危険水域とあって、ゼロから企画を練り直し、看板となるバラエティをさんまに託すことを考えたのでしょう」(テレビ局関係者)

 フジテレビを支え続けた、さんまならずとも沈みゆく船から逃げ出したい心境なのか。『いいとも』終了後、タモリが高視聴率の『ヨルタモリ』を自らフジと決別すべく終了を願い出たという説も今となっては信憑性を帯びる噂である。昨年の就任以来、「変わる」をキーワードに掲げてきた宮内正喜社長の新体制だが、悪い方に変わっていないかと危惧するのは筆者だけだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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