秋津壽男“どっち?”の健康学「年を重ねるごとに悩まされる運動不足の解消法。スクワットと腹筋ではどちらが必要な運動?」 (2/2ページ)
「放浪記」で2000回もの公演を行った故・森光子さんは、ホテルの部屋でスクワットを欠かさなかったそうです。90歳を超えても朝夕にスクワットを70回ずつ行ったことを健康の秘訣としてあげていたのも有名なエピソードです。
ではここで、スクワットの方法を簡単にレクチャーしましょう。
腰を落として膝を曲げた基本姿勢から、息を吸いながら地面と太腿が平行になるまで上体を下げてください。次に、息を吐きながら膝が伸びきらない程度に立ち上がります。これを20回から40回ほど繰り返し、余裕があれば1分ほどのインターバルを設けて、もう1セット行ってみましょう。きついな、と感じた場合、最初は椅子から立ち上がる動作を繰り返すだけでも効果的です。
ただし、運動不足の人がいきなり激しい運動をすると、思いもよらぬ事態やケガを招くことがあります。過去に心筋梗塞を起こしていたり、高血圧だったり、体力が低下していたり、ふだんからふらつく人などの場合、近くのコンビニへ買い物に行くなど、無理せずにまずは歩くことから始めてください。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。