投手・大谷に合格点! それでも二刀流が確立されないエンゼルスの内情 (1/2ページ)

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投手・大谷に合格点! それでも二刀流が確立されないエンゼルスの内情

 大谷翔平(23)が初のフリー打撃に登板した2月17日、エンゼルスは「二刀流のデビュー」に向けてさらに仕掛けてきた。昨季、主に一塁手として試合に出ていたC・J・クローン内野手(28)をトレード放出した。マイク・ソーシア監督は詳しく語らなかったが、米メディアは「指名打者(以下=DH)のプホルスを一塁手にまわす」と予想していた。DHに空きを作ったということは、「打者・大谷」の出場機会を確保するためだろう。
「キャンプ途中でのトレードは決して珍しくありません。ただ、大谷の二刀流としての出場サイクルが確立するのは6月以降かもしれません」(米国人ライター)

 順調にいけば、「投手・大谷」のデビューはペナントレース早々に見られそうだ。初の実戦形式での登板となったこの日、大谷は打者7人に対し、約30球を投げたが、ヒット性の当たりを1本も許さなかった。相手はマイナーリーガーだが、「格の違い」はしっかり見せつけた。
「ネット裏、右中間のフェンス付近で球団首脳陣や関係者がずっと大谷のピッチングを見ていました。先発ローテーションで使うから、注視していたんです。大谷の放った約30球のうち、半分近くはボール球でした。でも、この時期にこれだけ威力のあるボールを投げられたのだから、首脳陣は合格点を出したはずです」(特派記者)
 エンゼルスは大谷を投手と打者の両方で使うことを“公約”している。「先発したら、翌日はオフ。翌々日はDHで出場して、さらに翌々日にまた先発して…」といったように、二刀流の出場サイクルが確立するまで時間が掛かるという。そう予想する米メディアは少なくない。

 「メジャーリーグは先発投手5人を中4日のサイクルでまわすのが一般的です。でも、エンゼルスは大谷を投手と打者の両方で使うため、先発投手の6人態勢で臨みます。でも、4月、5月は移動がさほどハードではないので、6人でまわす必要がないんです。ソーシア監督は4月からの2か月間は『投手・大谷』に比重を置いた使い方をすると思われます」(前出・米国人ライター)
 ソーシア監督は、今季19年目を迎える名将だ。しかし、どちらかというと、我慢強く選手を使うタイプではない。主力選手の不振が長引くとスタメンから外す。

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