死者との会話を実現するため。スウェーデンの葬儀屋が人工知能を搭載したボットプログラムを開発中 (1/3ページ)
スウェーデンの葬儀屋が、亡くなった家族との会話を実現し、悲しみを癒すというプロジェクトのためにボランティアを募集している。
彼らが作ろうとしているのは、亡くなった人間の意識を完全にコピーしたロボットの類ではない。「フェニックス(Fenix)」社が開発しようとしているのは、遺族の悲しみを癒す人工知能を搭載したボットプログラムである。
・高性能AIプログラムがきっかけで死者との会話をチャットで実現
スウェーデンの新聞の取材を受けたシャーロット・ルーニウス(Charlotte Runius)CEOは、プロジェクトの発端になったのは、同社への問い合わせをオンラインで回答する比較的シンプルなAIプログラムであると話している。
それはボットであるが、それとチャットを交わした人がプログラムであるのか人間なのかすぐには判断できないほどの性能を誇っている。
これにヒントを得て、同じ技術を用いれば、愛する人との別れで悲しむ家族に故人とチャットしてもらい、悲しみを癒すことができるのではないかと考えた。

・すでに死者のチャットボットを開発したという前例も
「SFのようにも聞こえますが、その技術はすでに存在します」とルーニウスCEOは話す。そして、それは本当のことだ。
交通事故で亡くなった親友と会話するために、ロシアのプログラマー、ユーゲニア・クイダ(Eugenia Kuyda)さんがフェニックス社の構想に似たチャットボットを開発したという前例があるのである。