古城に世界遺産、本物の中世が息づくルーマニア・トランシルヴァニア地方の魅力 (1/3ページ)
ラテン語で「森の彼方の国」という意味をもつトランシルヴァニア。
現ルーマニアの一部で、カルパチア山脈に囲まれたこの地域は、ローマ帝国崩壊後、ハンガリー王国や、オスマン帝国、オーストリア帝国の一部となったために、ルーマニア人やハンガリー人、ザクセン人など多様な民族が共存してきました。
今も古き良きヨーロッパの雰囲気が残るトランシルヴァニアは、まさにルーマニア観光のハイライトといえるでしょう。
首都ブカレストからのアクセスが良く、旅行スケジュールが組みやすいのもポイント。そんな知られざるルーマニア・トランシルヴァニア地方の魅力をお伝えします。
・中世の面影を残す町々

まるで時が止まっているかのようなトランシルヴァニア地方には、中世の面影を残す美しい町が点在しています。
「ルーマニアの宝石」と称えられる世界遺産の町・シギショアラや、トゥンパ山のふもとに広がる古都ブラショフ、東西の交通の要衝として栄えたシビウをはじめとする町々を歩けば、今も中世の息づかいが聞こえてくるかのよう。
南トランシルヴァニアの村々にたたずむ、ドイツ人やハンガリー人の文化や建築様式を反映した要塞教会をたずね歩くのもいいでしょう。
この地方独特の建築物として、ビエルタン、クリニク、ドゥルジウ、プレジュメル、サスキズ、ヴァレアヴィイロル、ヴィスクリの7つが世界遺産に登録されています。
・シビウ

東西の交通の要衝にあるシビウは、中世ヨーロッパの商業都市として栄えた古都。町の歴史は、ハンガリー王の要請を受けて12世紀にザクセン人が入植してきたことにはじまります。