中国人客が人気ブランド目当てで警備員に集団暴行…背景に転売ビジネスか

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中国人客が人気ブランド目当てで警備員に集団暴行…背景に転売ビジネスか
中国人客が人気ブランド目当てで警備員に集団暴行…背景に転売ビジネスか

 12日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、渋谷の人気ブランド店に並ぶ中国人客が集団で警備員に暴行した事件を取り上げた。

 番組では、先週、ファッションブランド「Supreme」の商品を求めて並んでいた中国人客が白昼堂々、集団で店の警備員を傘やパイプイスで殴りつけ暴行する衝撃的な映像を公開。騒ぎを起こした中国人たちは警察が駆け付けた頃には逃亡し、いまだ捕まっていないという。

 事件が起きたのは、先週金曜日の渋谷。翌日の土曜日に「Supreme」が限定発売する「NIKE」とのコラボ商品を求め、前日の夕方から店の近くには長蛇の列が出来ていたそうだ。店の関係者によると、この日、未成年が徹夜で並ぶことを防ぐため、警備員が客の身分証明書をチェックしていたという。その中で、中国人客のグループが本人確認書類の“使い回し”をしていることが発覚。注意をしたら、突如逆上し、暴れ出したというのだ。

 番組が、今回の暴行映像を検証したところ、そこには中国人客の集団が「バカヤロー」「お前の態度が悪いんだろ」「ざまあみろ、オラ」と、罵声を浴びせながら警備員を殴る蹴るの集団リンチとも言える姿が確認された。

 このようなトラブルが起きた背景には、中国人による転売の影が見え隠れしているのだとか。騒動の引き金となった「Supreme」も、いま中国で人気が高いブランドで、ネットなどで定価の何倍もの値段で売る「転売ビジネス」が横行しているようだ。

 ストリートファッションに詳しいKING—MASA氏によると、「Supreme」の商品は「定価4〜5万円の商品が20万円で取引される」こともあるという。番組の調べでも、日本では6万9120円で販売されていたダウンジャケットが、中国の転売サイトでは約17万円で販売されている例も明らかにされた。

 また、行列の中国人客が、身分証明書を使い回していたのは、「未成年」だったり、正式な証明書を持っていない(不法滞在の)中国人が交じっているのではないかという可能性も指摘された。

 番組コメンテーターの慶応大学准教授・石戸奈々子氏によると、「こういう行列に並んで商品をたくさん入手して、転売するというのは外国人の中でビジネスとして確立されている。売る側も、そういうことが行われる前提で考えていかないといけない」「若い子たちが買うファッションでもあるので、きちんと規範のある売られ方をしてほしい」と問題提起した。MCの小倉智昭も、「店側もこういう状況が起こってしまったら、かなり困るんと思うんでね。やはり対応していかないとダメだと思うのですが…」と同調した。 

 なお、中国人による転売ビジネスは、一部報道によると、中国語の掲示板やSNSのアプリで、“買い手”を募集しているそうだ。それを見た、日本に来ている留学生などが応募し、バイトとして並んでいるケースが多々あるとのこと。

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