細木数子が「六星占術」出版社を地獄に堕とした(2)1年度分の経費が2億円! (1/2ページ)
同社にとって細木氏とは、「足を向けては寝られない、多大な利益をもたらす“大先生”だった」と、数年前に退職した元社員が回想する。
「本は出せば売れるので、発売直後には社員だけでなくアルバイトにも大入り袋に入った“臨時ボーナス”が支給されていました。“細木マネー”で、全員無料の社員旅行にも何度も行きましたね。もちろん海外で、ハワイやラスベガス、オーストラリアなどでした。一時期、細木さんが持て余した“持ちマンション”が社員寮になっていたこともありましたよ。都内の一等地で、3~4人の社員が6LDKくらいの部屋で共同生活をしていました。玄関は大理石で、風呂が2つあったらしいです」
それだけの恩恵があったからこそ、同社は「細木氏の意向には全面同意、絶対服従の関係性だった」とも。例えば著書には毎年、新たに撮影された近影が載せられるが、それだけで一大イベントである。
「用意する衣装は一度で50着以上。あとであがりを見て『いいのがなかったわね』と同じ量の別衣装を用意して、再撮影したこともありました。要求を全て満たすために、1年度分の同シリーズには2億円もの経費が使われていたそうです。担当者が現場につきあわされたテレビの撮影で、細木さんが作った“テイ”のカレーライスを『おいしいわね。みんなに同じものを食べさせたいから、あと30人分用意しなさい!』と言われ、調理スタッフが作って出したら、『何やってんの、器も同じにしなさいよ!』と激高され、問屋街まで行って同じ皿を買うのを手伝った、という話も聞きました。一部の社員は『細木天皇』と皮肉っていましたよ」(前出・元社員)
しかし、多少のムチャ振り程度ならば笑い話にもなるが、会社の利益の生命線となる本の版権引き上げとなれば、話は別だ。社内には、「この決定は最初から仕組まれていたものだ」と断言する向きもあるという。
「これまで毎年正月に、担当者が細木さんの自宅に新年の挨拶にうかがう“細木詣で”があったのですが、今年は栗原前社長から直々に『私が行くから来なくていい』と言われたそうなのです。