羽生結弦の「スケート靴オークション」が残した教訓

アサジョ

羽生結弦の「スケート靴オークション」が残した教訓

 これで一件落着?

 平昌五輪で2連覇、国民栄誉賞受賞も確実視されているフィギュアスケートの羽生結弦。彼が東北被災地チャリティの一環として練習で使用したサイン入りスケートシューズをオークションに出品。ところが一度目は3550万円、二度目は1億円超えと、世間も驚くほどの金額まで跳ね上がったものの、どちらも不正入札と判明し、ファンならずとも心を痛めたことは記憶に新しい。

「これだけイージーに不正入札できたことで、出品をやめたほうがいいのではという声も上がっていました。しかし三度目の正直で12日、女性向けのファッションブランドメーカー『サマンサタバサ』が850万1000円で落札。ようやく安堵の声が広がりました」(女性誌記者)

 サマンサタバサによれば、東日本大震災に関して「自分たちも何かできないか」という声がある中、羽生のオークションを知り有志で寄付を募ったとのこと。すると、海外を含めたスタッフから8600口が集まり、ついには落札に至ったという。

「心ない不正入札が報道されていただけに、今回の正規の落札には『ありがとう』『サマンサの商品を買います』『羽生選手もホッとしているはず』など、ネット上には称賛の声が集まりました。ところが一方で『850万円でこれだけ宣伝できれば安い』『本当に欲しかったファンが入札できないのは残念』『なんか夢がない』『結局、企業が解決』など、少々納得いかないという声も少なくなかった。人によって印象は変わるでしょうね」(前出・女性誌記者)

 ファンからは早くも「入札したシューズを展示してほしい」という意見も出ているが、それこそブランドの宣伝臭くならないとも限らない。いずれにせよ、国民的な人気者の私物オークションにはリスクが伴うことを、運営側も学んだのではないだろうか。

(山田ここ)

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